トラピストビールはビールのタイプではなく、トラピスト修道院で作られるビールをさします。
トラピストビールを名乗るには条件があり、現在では7箇所(うち6箇所はベルギー国内)のみがトラピストビールの称号を名乗ることを許されています。ベルギー国内でトラピストビールを名乗ることができるのは、オルヴァル(Orval)、シメイ(Chimay)、ロシュフォール(Rochefort)、 ウェストマーレ(Westmalle)、ウェストフレテレン(Westvleteren)、アヘル(Achel)の6銘柄です。
ベルギービールには修道院の名が付いたビールが数多くありますが、それらはアビイビールと呼ばれ、トラピストビールとは区別されています。また、トラピストビールの6醸造所はその称号を守るため独自のロゴマークを使用しています。
トラピスト・ビールは、色、苦味、味わい、アルコール度数などどれも異なりますが、どれをとっても個性的で、味わい香りなどがベルギービールの中でも抜きん出ており、全てのビールの手本となるような品質のものばかりです。